松阪市議会議員 植松泰之 市政報告
うえまつ―しん18号-2
平成27年1月15日

全国学力テスト、最低!の成績

全国学力テストにおける三重県の小学6年生の成績(※四科目それぞれの平均正答率の合計)が、実施初年度から全国47都道府県中40番台を推移(中学3年生もほぼ同様)していることは「うえまつーしん」の読者ならご存知のことだと思いますが、今年度の成績はなんと最下位でした。
これまで幾度となく警鐘を鳴らし、その原因を追究し、同時に、私なりに対応策も提案してきましたが、一向に改善されないまま、ついに落ちるところまで落ちてしまいました。
そのような中、私が提案してきた対応策の一つ、「三重県の成績のみならず、松阪市単独の成績も公表すべきだ」との意見が今回、ようやく実行に移されました。
結果は(ある程度、予想はしていましたが)、〝全国47都道府県中最下位という三重県の成
績〟を更に下回るという惨憺たる成績でした。大変残念なことです。
事ここに至っては、今までのような言い訳は通用しません。「学力より生きる力だ」などと豪語し続けてきた人たちには、猛省していただかなければなりません。
子供たちに必須の基礎学力を過不足なく付けさせることこそが学校の責務であることに誰も異論はないはずです。
これから我々のなすべきことは、この問題を子供と学校だけの問題に限定せず、家庭と地域を巻き込み、日々多忙を極める現場の先生方を陰に陽に支えることで、先生方がその責務をしっかりと果たしていけるような仕組みを作り上げていくことだと考えます。
「お年寄りの知恵の活用」もその一つでしょう。
「うえまつーしん」で繰り返し申し上げてきたことですが、今後のまちづくりを担っていくのは今の子供たちです。子供たちはまちの宝です。
今こそ、大人たちの覚悟が問われているのではないでしょうか。

※四科目・・・国語A・国語B・算数A・算数B(中学3年生は数学)

コラム  三井家(1)

明治維新により徳川幕府から新政府へと政権が変わり、日本は近代化へと大きく舵を切りました。金融事業、エネルギー事業、通信事業など、新政府は今の私たちの生活の土台となる事業を当時において次々と立ち上げまし
た。
ここで改めて考えなければならないのは、これらの事業を立ち上げるには当然、多額の資金が必要だったはずなのですが、新政府はその資金をどう手当てしたのかということです。
実はここに三井家が大きく寄与していたことはあまり知られていません。私自身、この事実を知り、愕然としました。
考えてみれば、スタートしたばかりの新政府にまとまった資金などあるはずもなく、困った新政府は当時の富商たちに資金援助の要請を行ったのです。中でも三井家には三〇〇万両、今に換算すると一二〇〇億円という資金が要請され、三井家はそれを提供しています。
維新という政権交代が成し遂げられたこの時代、庶民の生活は不安定で、経済も冷え込んでいました。その中にあって、三百万両という莫大な資金を捻出することはどれほど大変なことであったでしょう。
日本の近代化に三井家が大きく貢献していたこと、言い換えれば、三井家が存在していなければ、日本の近代化がここまで立派に成し遂げられなかったであろうことに、松阪市民ならば今一度、心を致し、誇りとすべきではないでしょうか。
国家の柱石、縁の下の力持ちに徹した三井家。その姿勢に私は深い尊敬の念を抱くと同時に、今後とも三井家について少しでも調べてみたいと思いました。